登山用語『さ』登山用語『さ』
さ行サーマレスト 自然に膨らむマットレス。商品名。 最高峰(さいこうほう) ある大陸・島や地方、国などで一番高い山に対する呼称。世界の最高峰は、エベレスト山(8,848 m)、日本の最高峰は富士山の剣ヶ峰(3,776 m)である。七大陸最高峰はセブンサミットとも呼ばれている。各国の最高峰、各都道府県の最高峰[1]などがある。 ★ザイル 登攀用のロープ。語源はドイツ語のSeil。 ザック バックパックのこと ザックカバー バックカバー ★左岸(さがん) 谷を上流から下流に向かって見たとき、左側を左岸、右側を右岸と呼ぶ。下流から見ると右が左岸、左が右岸になるので間違えないようにしたい。 サバイバルキット 緊急事態に備えて必要な器材をまとめたもの。エマージェンシーキット(バッグ)。 サポートウェア 機能性の高いタイツ、ロングスリーブ。体のスムーズな動作をサポートする。 ★沢登り 沢を遡って稜線にいたる日本独特の登山スタイル。 登頂するためのルートとして沢を選ぶのではなく、沢を遡ることそれ自体が目的の山行。 ★ザレ 主に小石や土砂などで埋まる崩壊地でザレ場ともいう。また風化した花崗岩の砂地を白ザクと呼ぶ。 三角点(さんかくてん) 三角測量を行うときの基準点で、一等から四等まである。見晴らしがよいことが条件になるため、一等三角点の山は展望の山として人気がある。 山座同定(さんざどうてい) 山頂など展望の良い地点から見える山を、地図と方位磁石を使用し、どの山かを特定すること。 山地帯(さんちたい) 亜高山帯より下部、本州中部ではおおむね標高1500m以下の山地で、ブナやミズナラを代表とする豊かな広葉樹林を形作っている。 三点支持(さんてんしじ) 岩場を通過する際の基本技術。両手両足の4点のうち常に3点で確保しながら移動すること。三点確保ともいう。 ★桟道(さんどう) 岩場や崖など通行困難な場所に木材や鉄板などで棚状に足場を組んだもの。 ★縦走(じゅうそう) いくつもの山を次々と稜線伝いに続けて歩くこと。山々を結ぶ主稜線上の登山道を縦走路と呼ぶ。 GPS(じーぴーえす)Global Positioning Systemの略 衛生を利用した現在位置を測定できる機器、システムのこと。 ハンディGPSや腕時計にGPSを装備した機器がある。 シール登高 シールを付けて斜面を登っていくこと。 シェル 上着、アウターウェアのこと。ソフトシェル、ハードシェルなどウェアの種類がある。 シェルター テントやツェルトなどのこと。災害時の場所や施設。 止水ファスナー 水が浸入しなような構造・素材のファスナーのこと。 自然環境保全地域 自然環境保全地域(しぜんかんきょうほぜんちいき)とは、自然環境を保全することが特に必要な地域として環境大臣または都道府県知事により指定される地域のこと。 湿原 湖沼の下に泥が溜まって、底が浅くなり草原上になったもの。 湿原より水面の水位が高い低層湿原と水位が低い高層湿原とがある。尾瀬ヶ原などは有名。 地吹雪 地面に降り積もった雪が強風にあおられて地上高く吹き上がる現象。 森林生態系保護地域 国有林野事業で行われている保護林制度のひとつ。 1991年の制度改正により設けられたもの。指定の基準は、 (1)日本の主要な森林帯を代表する原生的天然林の区域で、原則として1,000ha以上の規模のもの (2)その区域でしか見られない特徴を持つ希少な原生的天然林の区域で、原則として500ha以上の規模のものとされ、現在26箇所、320千haが指定されている。ユネスコの「人間と生物圏計画(MAB計画)」の考え方を取り入れ、コアー、バッファーを組合わせた保護方策が採られ、保護の効果を上げている。 シュカブラ 冬期に高山の山稜で雪面に見られる風紋。強風と低温によりクラストした雪面に様々な波状の紋様ができる。 ★シュラフ 袋型の主に野外で使用される寝具。日本語で言う寝袋のこと。語源はドイツ語のSchlafsackの略。 スリーピングバッグ。 シュラフカバー シュラフを収納するためのカバー。スピーピングバッグカバー。 ジュラルミン 軽くて丈夫な合金。テントのポールなどに使用される。 シングルテント 一人用のテントのこと。 ★森林限界(しんりんげんかい) 高木が育成できなくなる限界の地点。これより上部が高山帯となる。北アルプスの森林限界は,約2500メートル前後。 スキットル お酒をいれるための小さな水筒。フラスコ。 スタッフバッグ 小物を収納するための袋。 スタンス 一般的な登山では岩場での足場、足がかりを指すが、岩登りでは登降の際の足の構え方を指し、足がかりはフットホールドと呼ぶ。 ★ストック、ステッキ(ポール) 登山の際、体への負担を少なくしたり、バランスをとる為に使用する杖のこと。ストックはドイツ語のシュトック(Stock)が訛ったもの、ステッキ(stick)は英語読みで同義であるが、日本語ではグリップがI字型のものをストック、T字型のものをステッキと呼ぶことが多い。また前者は一本ないし二本で使用し、後者は一本で使用する。 ストーブ 炊事をするための火器、コンロ、レンジのこと。 ★スノーシュー 雪面を歩く際に装着するアメリカで開発された歩行具。かんじき。 スノースコップ 雪かき用のシャベル。 ★スパッツ(ゲーター) 登山靴に水や雪、砂が入らないように足首を覆うカバーのこと。足首だけを覆うものをショートスパッツ、足首から膝下まで覆うものをロングスパッツと言う。 スノーブリッジ 谷筋を埋めていた残雪が解け、両岸にまたがる橋のようにアーチ状に残った雪渓。 スプーンカット 雪渓上によく見られるスプーンですくい取ったような紋様で、表面に積もった土砂などの影響で解け方にむらができるために生じるといわれている。 スラブ 表面に凹凸がほとんどない滑らかな一枚岩をスラブと呼ぶ。岩登りでは非常に難しいルートとなる。 瀬(せ) 川の流れのなかで水深が浅く、渡渉が可能となる地点。ただし、流れは急になる。 雪渓(せっけい) 谷筋を埋めていた雪で、夏まで解けずに残っているものを雪渓と呼ぶ。登山ルートとなる雪渓ではスリップだけでなく、音のしない落石にも十分注意したい。 雪線 一年中雪が消えない高度の下限。ヒマラヤでは標高5000mあたり。 日本では4000mあたりになるので事実上雪線はない。単に積雪の下限をいう事が多い。 雪田(せつでん) 高山の稜線付近に夏まで解けずに残る残雪を雪田と呼ぶ。稜線上の山小屋には貴重な水源となっている。 雪庇(せっぴ) 稜線上の積雪が風下側に庇状に張り出したもの。冬の北アルプスでは強烈な季節風の影響で、稜線の東面に巨大な雪庇が形成される。 セルフレスキュー 遭難、事故から自力で脱出すること。 ソール 靴底。靴の地面に接する部分。アウトソール。 ★双耳峰(そうじほう) 2つの顕著なピークを持つ山をいう。鹿島槍ヶ岳、谷川岳、筑波山などがその好例。 ★遭難 怪我をしたり、悪天候のために視界が遮られルートを見失ったり、自力で下山できなくなること。 外張り(そとばり) 冬用テントで、耐風性と保温性を向上するためのテントの外に取り付けるシートのこと。 ゾンデ 雪崩に巻き込まれてしまった人を捜索するための細長い棒。ゾンデ棒。プローブ。 ブログトップページへ 楽天市場へ戻る ジャンル別一覧
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